WinActorではじめるRPA入門(1)〜 概要編
このシリーズでは、RPAソフトウェアの使い方を概説します。選定したソフトウェアは、WinActorです。トライアル版は公開されていないため、実際に使用してみたい方はWinActorを取り扱っている代理店に直接お問い合わせください。
一日か二日くらいで大まかな使い方を身に付けることができるように記事をまとめてみようと思います。何らかのプログラミング言語を多少やったことがあるという読者を想定しています。そうでない読者の方でも一通り完了できるレベルではありますが、繰り返し制御、条件分岐、変数、型、エラー処理などには困難を感じると思います。
今回の内容
- WinActorとは?
では早速、WinActorとは何かの概要を説明します。
WinActorとは?
WinActorは、NTTアドバンステクノロジ株式会社が開発しているRPAソフトウェアです。WinActorは国産のRPAソフトウェアなので、完全に日本語対応ができています。また、NTTのグループ会社が運営しており、サポート体制や事業継続性などの面で安心して利用することができます。今回は、そのWinActorを用いてロボットの設定を体験します。
RPA構築プロセスと購入ライセンス
初期評価を行い、部分的な自動化から試験導入を行います。試験導入後は、段階的に自動化範囲を拡げ運用フェーズへ移行していきます。
中間評価、拡大最適化(全社展開)となると、ロボットの台数の検討や管理の方法の構築に加え、サーバーの導入も現実味を帯びてきます。大規模化を前提とする場合は、初期評価の後は計画的に展開するのが重要です。
なお、ソフトウェアをNTTアドバンステクノロジから購入する場合と、NTTデータから購入する場合でライセンスの体系が異なっておりますので、注意してください。
復習
- WinActorとは何か自分の言葉で説明してみてください。
では、また次回。
次回は、WinActor の使い方を説明いたします。
- 新規シナリオの作成
- ロボットからのメッセージダイアログの表示(こんにちは、世界)
- アクション、プロパティの概念
- 変数の簡単な使用方法
WinActorではじめるRPA入門 (2) ~ こんにちは、世界